AITCニュースレター

第4号 - 2015年1月

AITCのこの一年、これからの一年

AITCニュースレターをご覧のみなさま、あけましておめでとうございます。 AITCのイメージキャラクター『ハルミン』です。

AITCでは昨年の9月から10月にかけて、毎年恒例の各部会が一年間の活動の成果を報告する「成果報告会」と、「第五回総会」を行いました。今号は、その様子をご紹介いたします。講演は一部を除いて、YouTubeでもご覧いただけます。こちらも、ぜひチェックしてくださいね。YouTube 第4回活動成果発表会&第五回総会

今年もよろしくお願いいたします。素敵な一年になりますように。

ユーザーエクスペリエンス(UX)技術部会
 ナチュラルユーザーインターフェース(NUI)活用部会
 合同成果発表会

UX部会と、NUI部会は、合同で成果発表会を行いました。今期は、UXデザインプロセスによるアプリケーション設計を通して利用者視点での価値の追求を行い、最新のNUI技術を活用した実装を行いました。NUIデバイスを使用した次世代の自動切符販売機の設計と実装という、昨年度の活動を超える新しい課題にチャレンジしたことで、さらに先に向かう為の知見が得られたと感じています。

また、お二人の外部講師の方にご来場いただき、ご講演をいただきました。 オリィ研究所 吉藤健太朗様「コミュニケーションロボットの未来」 大日本印刷 山口博志様「ビジネスを広げるサービスデザインの概要と実践」 UX部会、NUI部会の活動への燃料追加となるような、熱くて魅力的なお話でした。

クラウド・テクノロジー活用部会 成果発表会

クラウド・テクノロジー活用部会の成果発表会では、活動成果である気象庁APIを使ったハンズオンを開催しました。サンプルアプリを参加者自身が機能拡張することで、気象庁APIを使った開発を体験してもらいました。参加者の多くが1つ目の課題まではクリアできたようです。

内容としては、ブラウザのJavaScriptで「APIでデータを取得」「足りないデータを他APIで取得してマージ」「取得したデータを表示用に加工」「D3.jsで地図上にプロット」という流れで、他のオープンデータを利用する時にも役立つハンズオンだったと思います。早速、その日に噴火した火山のデータをプロットした人も居ました。

ビジネスAR研究部会 成果発表会

9月29日に、ビジネスAR研究部会の成果発表会を開催しました。はじめに我々の考える「AR」 ~視覚のみならず、あらゆる感覚をITで優しく拡張~ を説明し、この1年間の萌芽事例を100個以上紹介しました。

続いて、手間コスト時間はかかるものの、多くの人々にとって望ましい人間を取り巻く環境(空間)の再構築を目指す「空間のAR」と、独自実装コンセプトである「空間OS」について解説した上、未来の家庭でお年寄りをロボットと一緒に見守る空間OSの具体的なイメージをマンガとプロトタイプ(写真)で披露しました。

最後のフリーディスカッションでは、お客様と部会メンバーとの間で活発な意見交換が行われました。(当日参加なさった方がブログで取り上げています。「スマートマシンが席巻する世界でも生き残る日本企業のあり方とは」(http://d.hatena.ne.jp/ta26/20141029))

今後も、「未来のあらゆる人間に優しいIT」を目指して、空間のARと空間OSの研究を進めていきます。ご期待ください。

コンテキスト・コンピューティング研究部会 成果発表会

全部会のしんがりとして、10月3日にコンテキスト・コンピューティング研究部会の活動成果発表会を開催しました。第一部では、KBSE、DEIM2014、SoC2014といった外部へ研究成果を発信してきましたので、これらの内容と、パートナーである九州IT&ITS利活用推進協議会(QPITS)と共同で開催した実証実験の様子を紹介しました。第二部では、お茶の水女子大の増永先生と東京大の橋田先生、産総研の和泉先生に御講演をいただき、最後に三先生方に「人と機械が協働するSocial Intelligenceの実現性」というテーマで鼎談をしていただきました。

鼎談では「情報の関連性を意味で集約することで、理論的には困難である集団的意思決定(合意形成を含む)を実現・実証する」という、活動の方向性を示唆していただきました。この方向を目指して、野党体質((C)和泉先生)に陥らないよう心がけて活動していきます。

第五回総会

昨年度、経済産業省委託事業「国際競争力強化のためのデザイン思考を活用した経営実態調査」に携わられた野村総合研究所様から「デザイン思考活用による経営変革とIT活用」と題しご講演いただきました。大変エキサイティングなご講演で、会場の体感温度は一気にホットに。

議案説明・審議の後、各部会活動計画のご紹介となり、勢いそのままに各部会の今年度の活動方針が発表されました。また、今期より開始する、新しい協働プロジェクトについての説明も行われました。「いま知っておきたい AITCのできごと」でご紹介していますのでご覧ください。鶴保会長(写真)からの熱いメッセージを持って、熱気にあふれた新しい期がスタートしました。

いま知っておきたい AITCのできごと

協働プロジェクト 2014 始動
10月17日に開催された総会で、第5期(2014年度)の活動計画としてご承認頂きました新しい協働プロジェクトがいよいよ始動します。協働プロジェクトは、複数の部会が連携し、技術と人材が交流することにより、ひとつの部会だけではできない、より大きな成果を発揮できる場として取り組んでいきます。
現在、協働プロジェクトのビジョンや技術的な方向性について、各部会での議論をベースに、部会リーダと運営委員会が一つになって検討を進めています。 また、各部会で今後の取り組みや10年後の未来からのバックキャスティグを元に、『空気を読む家(仮)』をテーマとした部会合同によるワークショップを12月12日に実施しました。 2015年3月頃を目標に、具体的な活動の内容についてご報告させて頂きたいと思います どうぞ、ご期待ください。