AITCニュースレター

第23号 - 2019年10月

第9期を総括!
部会&協働プロジェクトの活動成果を紹介

AITCは9月が年度替わりの節目の時期となっています。2018年9月から2019年8月までの前期(第9期)の部会や協働プロジェクトの活動成果を取りまとめ、皆様に発表させていただく機会を予定しております。

ご存知の通り、AITCでは部会活動や協働プロジェクト活動を中心とする会員主体の活動と、オープンラボ、シニア技術者やIT女子のための勉強会などのオープンな活動分野を連携して、先進技術に関わる様々な活動を実施しております。また、関連する団体・学会との連携や発表を通じて活動の幅を広げております。更に第9期では、新しい技術領域として量子コンピューティングに注力して、会員向けの部会活動や勉強会はもとより、オープンラボを開催し会員、非会員を問わず広く情報を提供してまいりました。

今回、複雑かつ高度化する活動を、部会・協働プロジェクトをコアとする関連図にまとめました。今後の活動を進める上で、指針にしていきたいと考えております。

部会等の具体的な第9期の活動成果につきましては、第10回総会に連続する形で10月7日に開催される成果発表会にご参加いただきご確認いただきますようお願いいたします。

(成果発表会の詳細は、本ニュースレターの末尾記載の情報をご確認ください)

いま知っておきたい AITCのできごと

第10期、部会活動も新年度をスタート 〜今期のポイントはここ!〜

部会活動も、前期同様5部会の構成で、第10期のスタートを切ります。ここでは、第10期の各部会の活動の重点ポイントと、主要な取り組み内容をご紹介します。

  1. クラウド・テクノロジー活用部会 「『知っている』から『活用できる』へ」
    • 新しい技術を現場で使用するための方法論も含めた習得
    • 量子コンピュータにおけるアニーリングで必須となる課題の定式化を議論
    • AIの既存ライブラリをクラウド上で使うための手順やインターフェイスを試作

  2. コンテキスト・コンピューティング研究部会「人と機械の協働による社会知形成に引き続き挑戦します」
    • 前期にまとめた「情報内容の信頼」を活用した「社会知」について、その構築(知識獲得)と活用の調査・研究を実施
    • 単なる自動化とは異なる「人と機械が協働する世界」を描き、そのメカニズムに関して議論

  3. ビジネスAR研究部会 「AR技術の普及に向けた取り組みを拡大」
    • 成果発表会、外部イベントにおける講演、パブリックコメントやコンテスト等への投稿
    • AR技術に関するオープンラボ、勉強会を実施

  4. ユーザーエクスペリエンス技術部会 「今期こそ、マンガ駆動開発書籍を完成」
    • 「マンガ駆動開発ではじめる UX デザイン(仮)」の執筆
    • 協働プロジェクト『空気を読む家』を対象にしたマンガ駆動開発の実践と洗練

  5. ナチュラルユーザーインターフェース活用部会 「常に最新の技術・デバイスを追求」
    • 日常的な人間の振る舞いをインターフェースとして繋げるフレームワークの検討を協働プロジェクトに展開

本年度も引き続きAITCらしい特色ある活動を展開してまいります。ご興味のある部会がございましたら、部会開催のお知らせをご確認いただき、お気軽にご参加ください。部会に参加することで最新の技術に触れ、技術の動向を知り、スキルとノウハウの蓄積を図れ、さらには企業の枠を超えた交流が期待できます。みなさまのご参加をお待ちしております。

今期(第10期)の重点施策や全体計画は第10回総会でご紹介いたします。ぜひ、こちらにも参加ください。

第10回総会および成果報告会のご案内

「第10回総会」を10月7日(月)に日本ユニシス本社(東京・江東区豊洲)にて開催いたします。 総会は第1部として「第9期活動成果発表会」、第2部として「総会議事」ならびに「総会記念講演」を実施したします。

総会記念講演では、「DX推進における先端技術活用と政策展開 〜『2025年の崖』を超えてデジタル競争の勝者へ〜」と題して、経済産業省 商務情報政策局情報産業課・ソフトウェア産業戦略企画官の和泉憲明様よりご講演いだだきます。ご参加のほど、よろしくお願いいたします。

スケジュールの確認、および、参加申し込みは、こちらからお願いいたします。