コンテキスト・コンピューティング分野
(セマンティックWeb/サービス・エンジニアリング)
活動計画
背景/活動目的
物事は、人の認知の仕方によって様々な価値や意味を持つことは、周知の事実です。 その価値や意味の違いは、人が思う対象とする物事と別の物事の関連付けの違い、つまり"コンテキスト"の違いに現れたりします。 ITを使って人がこのようなコンテキストを自由に扱えるようになったら、新たな商品開発のアイデアがたくさん生まれたり、人々のコミュニケーションが深まったり、防災など社会活動の因果が明らかになったりする助けになるのではないか。 そんな思いでコンテキストをコンピュートする研究を行います。 コンテキスト・コンピューティングとは、関係性をデータとして記録し、活用する情報活動です。 対象とする関係性は人と人、人と物事、人と環境です。
活動内容
- コンテキスト・コンピューティング先行研究・関連研究の調査
- コンテキスト・コンピューティングにより実現するビジョンの創造
- コンテキスト・コンピューティングの関連分野の調査と研究
- オントロジー、セマンティックWeb、LOD(Linking Open Data)など最新技術の調査
- サービス工学におけるサービス・イノベーション・サイクルとコンテキストの研究
- HCI(Human Computer Interaction)、アフォーダンス、第二接面的情報処理など理論的な視点からみたiPadなど事例の分析
- ソーシャル・コンピューティング、グランズウェルのビジネスモデル事例の調査
- コンテキスト・コンピューティングのアプリケーション検討、試作
- Machine, Human readableなLODの試作
- Open Mind Common Senseなど既存の知識体系を用いた小さなアプリケーションの試作
- コンテキスト記述言語とコンテキストを考慮した検索システムの構想
活動方法
- 月次ミーティングでのディスカッション
- 関連技術識者によるセミナー実施
- オンラインでの記事執筆
「コンテキスト・コンピューティング研究部会(仮称)」の活動成果案
- コンテキスト・コンピューティングに関するWikipedia記事
- コンテキスト・コンピューティングに基づくプロトタイプ・システム企画案
- セマンティックWebコンファレンス2011発表(2011年春)