コンテキスト・コンピューティング(CC)研究部会

背景

物事は、人の認知の仕方によって異なった価値や意味を持つ。

その価値や意味の違いは、対象とする物事と関連する物事の関係性の違い、つまり"コンテキスト"の違いに現れたりする。 IT を使って人がこのようなコンテキストを自由に扱えるようになったら、人々のコミュニケーションが深まったり、人々が協同し活動する成果がもっと豊かに なったりするのではないか。 そんな思いでコンテキストをコンピュートする研究を行う。

この研究活動において、コンテキスト・コンピューティングとは関係性をデータとして記録し、活用する情報活動であり、対象とする関係性は人と人、人と物事、人と環境である。

活動目的

近未来の情報社会をビジョンとして描き、コンテキスト・コンピューティングにより個人と社会のインテリジェンスが階層的に連動する情報基盤を提言する。

活動内容

  1. コンテキスト・コンピューティング先行研究・関連研究の調査
  2. コンテキスト・コンピューティングにより実現するビジョンの創造
  3. コンテキスト・コンピューティングの関連分野の調査と研究
    • オントロジー、セマンティックWeb、LOD(Linking Open Data)など最新技術の調査
    • サービス工学におけるサービス・イノベーション・サイクルとコンテキストの研究
    • HCI(Human Computer Interaction)の再考
  4. ソーシャル・コンピューティング、グランズウェルのビジネスモデル事例の調査
  5. コンテキスト・コンピューティングのアプリケーション検討、試作
    • Machine, Human readable なLOD の試作
    • Open Mind Common Senseなど既存の知識体系を用いた小さなアプリケーション試作
    • コンテキスト記述言語とコンテキストを考慮した検索システムの構想

活動計画

コンテキスト・コンピューティングのコンセプトを体現するために、プロトタイプ・システムを開発する。

活動成果

  1. コンテキスト・コンピューティングに関するWikipedia 記事
  2. コンテキスト・コンピューティングに基づくプロトタイプ・システム

活動方法

  1. 月次ミーティングでのディスカッション
  2. 関連技術識者によるセミナー実施
  3. オンラインでの記事執筆

ページ先頭へ戻る