ご挨拶
「先端IT活用推進コンソーシアム」が発足 〜 企業と社会における先端情報技術の活用と 技術者育成の推進を目指して 〜
「先端IT活用推進コンソーシアム」は、企業における先端情報技術(IT)の活用と技術者育成を推進することを目的とし、もって、社会へ貢献することを目指し、本日発足し、活動を開始します。
「先端IT活用推進コンソーシアム」は、企業における先端ITの活用および先端ITエキスパート技術者の育成を目指す団体です。
IT分野では、次々と目まぐるしく新しい技術が生まれ、そのいくつかは瞬く間に進化を遂げていきます。
一方で、企業情報システムにおいては、先進性だけでなく、安定性や機密性などが求められ、そのための研究・検証等を行うために、先端ITの適用に時間がかかるという課題があります。
この課題を解決するために、先端IT分野について、複数の企業が共同で研究・検証・実証などを行うことにより、企業における先端ITの適用サイクルを早め、同時に先端ITに知見の深い技術者を育成し、もって先端IT活用による企業活動の価値向上に資することを目的として本日より本格的な活動を開始します。
また、本会の活動によって、安定性や機密性を求める社会基盤にも先端ITの活用が進むよう、活動の発展を目指してまいります。
「先端IT活用推進コンソーシアム」は、以下の6つの先端IT領域における活動を計画しています。
- クラウド・テクノロジー分野(Hadoop, NoSQLなど)
- インターネットデバイス・アプリケーション開発環境分野(iPhone, iPad, Androidなど)
- リッチ・インターネット・アプリケーション(RIA)分野(HTML5, Ajaxなど)
- コンテキスト・コンピューティング分野(Semantic Web, Service Engineeringなど)
- ソーシャル・コミュニケーション分野(Twitter, Facebook, OpenSocialなど)
- 実世界と情報世界の重ね合わせ分野(ARなど)
具体的な活動内容としては、各部会のメンバーによるそれぞれの領域の研究、先端ITの試用・評価、プロトタイプの作成、成果発表(セミナー)などを実施する予定です。
また、当コンソーシアムは、2010年3月に10年の活動の幕を下ろしたXMLコンソーシアムの後継団体としての性格も持ち合わせており、旧XMLコンソーシアムのメンバーの多くが参加することで、そのノウハウを引継ぎ、また、新しいメンバーの参加を得て、活動をさらに拡大・発展させることで、より積極的に社会貢献していきます。