ビジネスAR研究部会
背景
この数年来、スマートデバイスの一層の普及、ウェアラブル端末・VRやセンサーネットワーク(IoT)、生活支援ロボット(AI)、3次元デジタル空間・構造物モデル(BIM、3DCAD)への期待の高まりが生じている。このような潮流をテクノロジーの観点で俯瞰すると、人間のあらゆる感覚の拡張やITと人間が一体となった技術(総連携=我々が考えるAR)の萌芽とみなすことができる。
他方、社会やビジネスの観点では、経済のグローバル化のさらなる進展と同時に、それとは異なる圏域である"Others"(シェアリングエコノミー、ローカル経済、里山資本主義(広域自給自足)、プロボノ等)が勃興しつつあり、人々の生き方や働き方が「一つの組織に縛られる」ものから変化・多様化していく中、世の中に広く影響を与える汎用テクノロジー(GPT)の開発や活用のあり方も新しい局面を迎えようとしている。
活動目的
最先端のAR技術の把握と習得、及び今後の社会やビジネスの変化を踏まえたARの活用(ビジネスAR)について、研究することを活動目的とする。さらに活動成果を発信していく。
活動内容
- ビジネスARを創出、普及・展開するための考察・議論・グループ活動
- AR技術への理解を深めるためのプロトタイプ開発・試行実験
- 上記活動を成果物としてまとめ、外部発信の活性化
活動計画
- ARの理解を深めるためのプロトタイプ開発・試行実験
- 空間OSの開発継続(含む協働プロジェクトへの協力)
- VRを用いた遠隔MTGの実験及び実践
- ビジネスAR関連の議論・考察
- 「AJ(Automated Judgement)とAH(Augmented Human)」の研究継続
- 「なぜ、3Dデジタル空間がこれからのITのインフラになるのか」の研究継続
- 2018-2019 ここ1年のAR関連情報のアップデート
- 成果発表会、外部イベントにおける講演、パブリックコメントやコンテスト等への投稿など
活動成果
- 技術トライアル成果物の公開
体制 (敬称略)
- リーダー
- 大林 勇人(株式会社NTTデータ経営研究所)
- サブリーダー
- 中川 雅三(日本総合システム株式会社)
- 西野 貴志(YAMAGATA株式会社)
- 部会顧問
- 三淵 啓自(デジタルハリウッド大学大学院 専任教授)
- 川田 十夢(AR三兄弟 長男)