ビジネスAR研究部会
背景
この数年来、スマートデバイスの一層の普及、ウェアラブル端末やセンサーネットワーク、生活支援ロボットへの期待の高まりが生じている。このような潮流をテクノロジーの観点で俯瞰すると、人間の感覚(視覚だけでなく聴覚や触覚など)の拡張やITと人間が一体となった(総連携)技術(=我々が考えるAR)の萌芽とみなすことができる。
他方、社会やビジネスの観点では、経済のグローバル化のさらなる進展と同時に、それとは異なる圏域(ローカル経済圏、脱貨幣、プロボノ等)が勃興しつつあり、世の中に広く影響を与える汎用テクノロジー(GPT)の開発や活用のあり方も新しい局面を迎えようとしている。
活動目的
最先端のAR技術の把握と習得、及び今後の社会やビジネスの変化を踏まえた ARの活用(ビジネスAR)について研究することを活動目的とする。さらに活動成果を発信していく。
活動内容
前述の活動目的を達成するため、下記の活動を行う。
- ビジネスARを創出、普及・展開するための考察・議論・グループ活動
- AR技術への理解を深めるためのプロトタイプ開発・試行実験
- 上記活動を成果物としてまとめ、外部発信の活性化
活動計画
前述の活動目的を達成し、かつ協働プロジェクト「空気を読む家」の実現に貢献するため、今までの部会活動を鑑みて 2015 年度は下記の活動を行う。
- AR産業論に関する議論と取りまとめを継続
- ロボティクスインターフェースによる聴覚ARを用いた遠隔会議の実施と検証
- 空間OS及び自宅でのトレーニングの拡張とそのための新技術の習得など
- 2015-2016 ここ 1 年のAR関連情報のアップデート
- 成果発表会、外部イベントにおける講演、パブリックコメントやコンテスト等への投稿など
活動成果
- (継続)新しいAR産業論
- 技術トライアル成果物の公開
- 講演等各種外部発信資料、月例会議事録及び参考資料
活動方法
- 月例会の開催
- SNS等を利用した意見交換や技術情報の交換、トライアル開発
- 顧問、外部団体・有識者との意見交換
体制 (敬称略)
- リーダー
- 大林 勇人(株式会社NTTデータ経営研究所)
- サブリーダー
- 中川 雅三(日本総合システム株式会社)
- 吉田 光輝(個人会員)