ビジネスAR研究部会
背景
スマートフォン・タブレットが普及し、今後はグーグルグラスのようなメガネ型デバイスや、キネクトやリープモーションのようなジェスチャー入力デバイスも普及が期待されている。 その状況において、人間の五感の拡張(視覚だけでなく聴覚や触覚など)やITと人間が一体となった技術(人間も含めた総連携)として、ARの活用推進が、さらに求められている。
前年度から議論しコラムも執筆している「AR産業論」をベースに、ARによるビジネスの変革や拡大に向けて研究活動を加速させていく。 我々は「ビジネスをARで変革する領域をビジネスAR」と定義している。
活動目的
最先端のAR技術の把握と習得およびビジネス推進力のあるAR適用方法・実装方法について研究することを活動目的とする。 さらに活動成果を発信していく。
活動内容
前述の活動目的を達成するため、下記の活動を行う。
- ビジネスARを創出するための考察・議論・グループ活動
- AR技術への理解を深めるためのプロトタイプ開発・試行実験
- 上記活動を成果物としてまとめ、外部発信の活性化
活動計画
前述の活動目的を達成するため、今までの部会活動を鑑みて2013年度は下記の活動を行う。
- 聴覚ARをコミュニティ活動にどう活用するかを研究、HMDを使ってセカンドライフ上で会議、20年後の「読書」をイメージアップなど
- 空間OS開発、簡易フォースフィードバックグローブ開発、LAブラウザ開発継続とそのための新技術の習得など
- 「AR産業論」書籍化、2013-2014ここ1年のAR関連情報アップデート、タッチ&トライ開催、コワーキングスペース活用、わいオフなど
活動成果
- 「AR産業論」をベースとして、新たな議論を展開
- 技術トライアル成果物の公開
- 各種セミナー資料、月例会議事録及び参考資料
活動方法
- 月例会の開催
- SNS等を利用した意見交換や技術情報の交換、トライアル開発
- 技術等の最新動向等を伝えるための内部講師によるイベントの開催(不定期)
活動ロードマップ
考察・議論などは通年を通じて継続し、プロトタイプ開発・試行実験の一例は以下のスケジュールで進める予定。
- 2013年9月〜12月 構想・設計
- 2014年1月〜5月 試作・修正
- 2014年6月〜8月 評価・成果物化
体制 (敬称略)
- リーダー
- 大林 勇人(NTTデータ経営研究所)
- サブリーダー
- 中川 雅三(日本総合システム)
- 吉田 光輝(日本ユニシス・エクセリューションズ)