ユーザーエクスペリエンス(UX)技術部会
背景
ITシステムが、その機能面での優劣を競うだけの時代から利用者にとってどんな価値や経験を提供できるかが重要視される時代へと変わってきた。 また、ユーザー体験(ユーザーエクスペリエンス、UX)を高めることは、コスト削減あるいは売上拡大というビジネス面からも重要性が増している。 しかし、優れたUXを提供するITの実現には、先進的なUI技術やグラフィックデザインだけではなく、使い易さを追求するための人間工学や心理学、社会的あるいは文化的な状況への洞察など幅広い知識と経験が必要であり、一朝一夕に実現できるものではない。 このような状況の中、UXデザインプロセスとして様々な手法やツールが提供され体系化が進められてきている。 加えて製品単体のUXだけではなく、広い意味でのサービスを含めた、サービスデザインについても研究が進んでいる。
活動目的
UXデザイン/サービスデザインプロセスの実践を通して、利用者に、より良い体験を提供するITシステムとは何かを探究する。
UXデザイン/サービスデザインプロセスの実践・評価によって得られた知見を広く提供していくことで、ITのUX向上に貢献していく。
活動内容
AITC発の UXアーキテクトプロセスである「マンガ駆動開発」を啓発と普及を目指し、集大成である書籍「マンガ駆動開発ではじめるUXデザイン(仮)」の執筆を進める。
また、協働プロジェクト『空気を読む家』を「マンガ駆動開発」実践の場と捉え、マンガ駆動開発の更なる洗練を行う。
活動計画
- 「マンガ駆動開発ではじめるUXデザイン(仮)」の執筆
- 協働プロジェクト『空気を読む家』を対象にしたマンガ駆動開発の実践と洗練
活動成果
- 書籍「マンガ駆動開発ではじめるUXデザイン(仮)」
- 協働プロジェクト『空気を読む家』をのUXデザイン
活動方法
- 書籍「マンガ駆動開発ではじめる UX デザイン(仮)」の執筆を活動の中心とするため週1回Web会議を開催
- F2Fのミーティングは3ヶ月に1回を計画
- 適宜、SNS上での情報交換
体制 (敬称略)
- リーダー
- 松山 憲和(PFUテクノコンサル株式会社)
- サブリーダー
- 神野 昌和(富士通株式会社)