協働プロジェクト「空気を読む家」
目的
AITCでは、各部会が技術的なテーマを持って活動を展開している。 協働プロジェクトは、以下を目的として活動を行っている。
- 一つのテーマのもと、本会が対象とする先端IT各分野の活動が集結、連携し、プロトタイプを構築することで、先端ITの有用性を検証、評価する。
- 会員に先端ITに関するスキルやノウハウ習得の場を提供する。
- 構築後のプロトタイプを一般公開し、試用してもらうことで、先端ITの有用性を世に広く訴求し、利活用推進の一助とする。
2012年〜2015年にかけて、ProjectLAを展開し、「知識から行動へ(Leads to Action)」をテーマに技術検討、システム開発、実証実験を経て、2015年6月に最終報告書を公開した。
テーマ
社会課題解決へのチャレンジと各部会の活動成果の活用とをビジョンとして、『空気を読む家』を新しいテーマとして協働プロジェクトを開始。
- 社会課題解決
- 超少子高齢化社会における安心・安全・快適な生活の実現
- 各部会の活動成果
- ユーザーエクスペリエンス技術部会が提唱する「マンガ駆動開発」によるユーザー体験のデザイン
- ビジネスAR研究部会で検討を進めている「空間OS」の取り込み
- クラウド・テクノロジー活用部会が取り組んでいる、IoTやDeepLearningなどの先端ITをもっと身近に体感
- ビジネスAR研究部会で検討を進めている「空間OS」の取り込み
- ナチュラルユーザーインターフェース活用部会が研究している、真に自然なユーザーインタフェースの追求
- コンテキスト・コンピューティング研究部会で研究を進めている集合知、社会知の活用
『空気を読む家』のコンセプト
全部会合同によるワークショップやミーティングを通して、『空気を読む家』の顧客価値の具体化とコンセプトを策定。
『空気を読む家』コンセプト
- 『空気を読む家』は、「居心地の良さ」を考えて、実現する家です。
- 『空気を読む家』は、「生活に必要なこと」を考えて、実現する家です。
- 『空気を読む家』は、人々の行動を見て、世の中の知恵を取り入れ、成長します。
活動内容
- 2016年度活動
『空気を読む家』1軒を部屋毎に建てていくイメージ(実際の「家」ではなくプロトタイプ)- 家の各部屋(玄関、リビング、キッチン、寝室、浴室・・・)について、「マンガ駆動開発」により、課題抽出からユーザー体験をデザイン。
- ユーザー体験を実現する実証実験システムを、IoT、DeepLearining、自然なユーザーインタフェースを活用して構築
- 『空気を読む家』の大黒柱ともいえる「空間OS」の拡充
- 活動成果発表会における発表
- 2016年度活動
- 複数の『空気を読む家』が「空間OS」連携によって得られた集合知や社会知を活用
- 『空気を読む家』の内外評価
- 活動成果発表会における発表
活動方法
以下の取り組みで活動を行う
- 部会リーダー会を中心に意見交換、進捗把握、調整
- 各部会における担当部分に関する調査、検討、実装の実行
- 部会間の意見交換会
- 発表
- 構築後のプロトタイプ公開等
- プレスリリース
活動成果
- 協働プロジェクトの実施によって見込まれる活動成果
- 実証実験システム:システム、各種仕様書、ソースコード、モジュールなど
- 活動報告書
体制 (敬称略)
- リーダー
- 松山 憲和(PFUテクノコンサル株式会社)
- サブリーダー
- 原 孝治(ドリームIT21)
- 推進役
- 部会リーダー、サブリーダー、運営委員有志
- メンバー
- 会員有志(状況に応じ、他団体との連携により非会員が参加)