協働プロジェクト

協働プロジェクトの目的

  1. 一つのテーマのもと、本会が対象とする先端IT各分野の活動が集結、連携し、プロトタイプを構築することで、先端ITの有用性を検証、評価する。
  2. 会員に先端ITに関するスキルやノウハウ習得の場を提供する。
  3. 構築後のプロトタイプを一般公開し、試用してもらうことで、先端ITの有用性を世に広く訴求し、利活用推進の一助とする。

協働プロジェクトのテーマ&名称案

テーマ案
「単に頭に入っている情報や知識に価値がある」状態から、「情報や知識を活用して行動し、日常生活に活かすことに真の価値がある」との考えに基づく、収集した情報を知識化し、行動を促す・行動を引き起こす仕組みを作ること。
名称案
Leads to Action Project (LAP)

テーマ選択の背景

ネット上には多種多様のデータや情報が溢れており、検索ツールによって関連のデータや情報を収集することは容易にできる。 しかしながら、収集した情報を知識化し、行動を促す、行動を引き起こすような仕組みはまだない。

情報は今後ますます増加していくわけであり、人間には適切なデータや情報を知識として集積し、これを行動に結びつけていく能力がますます必要になる。 情報の海の中から検索者に適する情報を選び出し、個人化された形で行動のもととなる知識を提供できないものだろうか、我々自身が1ユーザとして日頃感じている要望をベースに、2011年度〜2012年度の2年間プロジェクトとして、本会で取り上げている先端ITを取り込み、その有効性を検証しながら、"Leads to Action"を実現するためのプロトタイプ構築を目指したい。

データ (Deta)
基礎的な事実や資料
情報(Information)
データを人間が解釈した結果であり、一定の意味を持つ実質的な内容
知識(Knowledge)
人間の心に蓄積され、整理・分類され、記憶された情報
行動(Action)
知識を実生活の中に活かす

なお、今回のプロトタイプ構築では、すでに大量に存在する映像を含むデータ・情報を素材として災害関連情報の「知識から行動へ」に取り組みたく、本会特別会員である気象庁様、消防研究センター様、産業技術総合研究所様にご協力いただく。 また、必要に応じて他団体とも連携・協力を図っていきたい。

過去に起きた数々の災害経験は風化させてはならないものであり、当時の情報を今に活かすことでこれから起こり得る災害に備える行動がとれるよう、そのために蓄積された大量のデータ・情報をどのような形で提示・提供すれば意味があり、使われ役立つのか、その点を熟慮しながらプロトタイプを構築していきたい。

活動内容案

【2011年度】
2011年11月〜2012年3月
  • シナリオ検討 (リーダー会が主導し、各部会との協議をもってシナリオを作成する)
  • システム構成&アプリケーション検討
  • 各部会における実装や技術に関する詳細検討
  • 活動中間報告会における発表
2012年4月〜2012年8月
  • 各部会における実装
  • 繋ぎ込みテスト
  • 活動成果発表会における発表
【2012年度】
  • 構築後のプロトタイプ公開
    • 会員限定公開を実施した後、一定期間、一般公開を実施予定
  • 外部の評価やコメントの収集・内容検討・評価
  • 活動報告書の作成、公開
  • 活動中間報告会および活動成果発表会における発表

活動方法

  1. リーダー会を中心に意見交換、進捗把握、調整
  2. 各部会における担当部分に関する調査、検討、実装の実行
  3. 部会間の意見交換会
  4. 発表
  5. 構築後のプロトタイプ公開等
  6. プレスリリース

活動成果案

  1. 一般公開
    • 活動報告書
    • 構築後のプロトタイプ
  2. 会員限定公開資料
    • 設計書
    • ソースコード
    • 環境構築手順書

特記事項

本活動は、共同プログラムの開発ではないが、基本的な考え方や対処方法に多くの共通点があることから、実施に際しては会員規約および実施細則に記載された下記の関連条項や項目に準拠することとする。

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